まえがき
インド、ネパール珍道中を書き起こします
ある日、部屋の片づけをしていると、一冊の古びたノートが出てきた。およそ30年前の1984年の年末から1985年の年初にかけて、約3週間、インド、ネパールを旅した記録だ。当時、藤原新也の著作に傾倒していたこともあり、いい歳をして初めての海外旅行の行き先を、なんとインドにしてしまったのだ。
改めて過去を振り返ってみた
普段日記を書く習慣がないため、あまり過去を振り返ることはないが、ノートを改めて読み返してみると、26歳の等身大の自分がそこにあった。そして、*1毛髪の量とともに?失われた過去の記憶が鮮やかによみがえってきた。バックパッカーの旅の道連れは、この記録でもしばしば登場する*2原田氏。当時の未熟でどんくさい自分と、その自分から見たインドやネパールの姿が懐かしい。まさに珍道中と言える旅だった。